ジュラロン株式会社のESG推進への取り組み
ESG推進宣言からESGマーク認証への歩み
ジュラロン株式会社は、2024年9月20日に大阪商工会議所に「ESG推進宣言」を提出し、環境・社会・企業統治の3つの分野における取り組みを本格的に開始しました。現在は、より客観的な評価を得るため、第三者認証である「ESGマーク認証」の取得に向けて準備を進めています。
ESGマーク認証制度について
ESGマーク認証制度は、企業の環境、社会、ガバナンスに関する取り組みを第三者機関が評価・認証する制度です。この認証を取得することで、企業の信頼性向上や競争力強化につながります。
当社の具体的な取り組み
環境への取り組み
VOC削減による環境改善
出荷容器の配色を変更することで、揮発性有機化合物の排出を削減し、大気環境の改善に貢献しています。
エネルギー効率化
製造工程でのボイラー使用量を削減し、エネルギー消費の抑制と温室効果ガス排出削減を実現しています。
資源の循環利用
「PELP!」プロジェクトに参加し、使用済みコピー用紙を回収・再資源化して、名刺や印刷物に活用しています。
植樹活動
積極的な植樹活動を通じて、CO2の吸収促進と気候変動対策に取り組んでいます。
社会への責任
労働環境の改善
- 夏季の現場作業員への空調服支給
- 従業員教育プログラムの充実
- 安全に関する法律規制講習の実施
地域社会への貢献
国内外のパートナーと協力し、地域社会や非営利団体と連携した持続可能な開発への取り組みを進めています。
ガバナンスの強化
情報セキュリティ対策
サイバー攻撃や不正アクセスに対するリスク評価と対策を継続的に実施しています。
推進体制の構築
専門チームを設立し、各部門の代表者による定期的な会合を通じて戦略の立案と実施を行っています。
財務の透明性
前年比較による成果確認を通じて、取り組みの効果を定量的に評価しています。
ESG認証取得の意義
現代のビジネス環境では、ESGへの取り組みが企業の持続可能性と競争力を左右する重要な要素となっています。取引先からの要求増加、人材確保への効果、金融機関からの評価向上など、様々なメリットが期待されます。
当社の業界での位置づけ
70年の歴史を持つ金属加工用工作油剤メーカーとして、環境に配慮した水溶性切削油剤の開発・製造を行ってきました。今回のESG認証取得への取り組みは、技術革新と環境配慮を両立させる当社の姿勢を示すものです。
今後の展望
ESGマーク認証の取得は、持続可能な企業経営への本格的な取り組みを表しています。認証取得後も継続的な改善活動を行い、業界でのリーダーシップを発揮していきます。
当社の取り組みが、中小企業におけるESG経営のモデルケースとして、業界全体に良い影響を与えることを期待しています。